速報補助金・制度必読

2026年8月時点で動いている補助金・制度、今月確認すべき3つのポイント

2026-08-175分で読める

2026年8月時点で申請・準備が必要な補助金・制度を3つに絞って整理します。制度の大再編が進む今、名前が変わって見落としがちな情報も含めて解説します。

2026年は補助金の「大再編の年」。名前が変わっていて見落としがちです

今年の補助金情報は、昨年と名前が変わっているものが複数あります。「知っていたつもりが、実は別の制度に統合・改称されていた」という見落としが起きやすい状況です。

2026年は補助金の「大再編」の年とも言えます。旧制度の名前で探すと見つけられないケースが出てくるので注意が必要です。

今月(2026年8月)時点で、中小企業が特に確認すべき動きは次の3つです。


①「デジタル化・AI導入補助金」:8月25日が4次締切。今月が実質ラストチャンス

締切は2026年8月25日(火)17:00。今月を逃すと次回日程は未定。

これまで「IT導入補助金」として実施されていた制度が、令和7年度補正予算事業から「デジタル化・AI導入補助金」へ名称変更されました。 内容は基本的に引き継がれていますが、名称が変わっているため「IT導入補助金はもうないの?」と混乱している会社が散見されます。

申請枠は5つ。通常枠(最大450万円)、インボイス枠(インボイス対応類型・電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠、複数者連携デジタル化・AI導入枠が用意されており、4次締切は2026年8月25日(火)17:00、交付決定日は10月7日(水)予定です。

補助額は1者あたり最大450万円で、基本的な補助率は1/2ですが、小規模事業者は賃上げ等一定の要件を満たすことで4/5まで引き上げることが可能です。

注意点は、IT導入支援事業者との共同申請が必須であること。自社だけで申請手続きは完結しません。また、 交付決定前の発注は補助対象外です。 「先に買って後から申請」は認められないため、順番に気をつけてください。

5次・6次の締切については現時点で未公表です。「次でいいや」と先送りすると間に合わない可能性があるため、今月中に動くかどうかを判断することをおすすめします。


②「業務改善助成金」:9月1日から申請受付開始。今から準備を進める時期

受付は9月1日スタート。今月は「準備の月」と割り切って動く。

2026年7月28日、厚生労働省の中央最低賃金審議会は令和8年度の地域別最低賃金の引き上げ額の目安を全国平均55円と答申しました。改定後の全国加重平均は時給1,176円となる見込みです。 賃上げの原資確保が急務になっている今、この助成金の活用は現実的な選択肢です。

業務改善助成金は、従業員の時給を50円以上引き上げ、あわせて生産性を上げる設備投資をすると、その費用の最大4/5(上限600万円)が国から助成される制度です。

2026年度は制度が大きく変わっています。主な変更点は以下のとおりです。

・募集(申請)開始が「9月1日」スタートに変更 ・賃金引上げコースが「3コース(50円・70円・90円)」へ再編(30円・45円・60円コースは廃止) ・助成率の区分が「1,050円」を基準に見直し ・賃金引上げは交付申請より後に実施すること(事後申請は不可)

交付申請の受付開始は2026年9月1日で、賃上げは申請後、設備の発注・導入は交付決定後に行う必要があります。順番を逆にすると対象外になるため、現在は「先に買う」のではなく「申請できる状態まで準備する」期間です。

今月のうちに「どの設備投資をするか」「賃上げの金額・対象者は誰か」を社内で整理しておくことが、スムーズな申請につながります。


③「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」:統合新制度の第1回公募が始動

旧ものづくり補助金は統合・改称。補助上限が大幅に引き上げられています。

ものづくり補助金は第24次以降、中小企業新事業進出補助金と統合された新制度「新事業進出・ものづくり補助金」へ移行する予定で、2026年8月頃に申請受付が開始される見込みです。

旧ものづくり補助金は最大1,000万円程度でしたが、統合後は3つの枠が用意されています。革新的新製品・サービス枠は最大2,500万円(賃上げ特例適用時は最大3,500万円)、新事業進出枠とグローバル枠はいずれも最大7,000万円(賃上げ特例適用時は最大9,000万円)です。補助上限額は従業員数によって変動します。また、地域別最低賃金引上げの特例が適用されると、補助率が1/2から2/3に引き上げられる場合があります。

新事業進出・ものづくり補助金の第1回公募は10月30日(金)締切の予定です。

設備投資や新事業展開を考えている会社は、今月から事業計画の骨格を作り始めることをおすすめします。補助額が大きい分、申請書の準備にも時間がかかります。認定支援機関(商工会議所・税理士など)との相談も早めに動いてください。


補助金は「知っていたけど間に合わなかった」が一番もったいないケースです。今月は①デジタル化・AI導入補助金の8月25日締切、②業務改善助成金の9月1日開始に向けた準備、③ものづくり系新制度の公募開始確認、この3点を手帳に書き込んで動いてください。各制度の最新情報は中小機構の補助金スケジュールページまたはミラサポplusで随時確認してください。

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